ブリーチせずに黒染め履歴をどう染めるのか。
高校生や学生時代に避けては通れない黒染め。
夏休みだけ明るくして、学校始まったら黒染めする人や
実習があって黒染めしなければいけない方。
様々な理由があって黒染めしている方がいると思います。
今回は黒染め履歴のある髪の毛をいかに痛ませず、ブリーチせず
綺麗にカラーしていくのかお話ししていきます。
ブリーチしないで黒染めを綺麗にカラーする方法
黒染めしている大半の方が、一度髪の毛を明るくしているのが前提であります。
元々黒い髪の毛の人が黒染めするってあまり聞いた事がないと思います。
つまり、一度は髪の毛が明るくなっている訳ですね。
要は黒染めする前の状態に戻すか近づけたら、綺麗にカラーできますよね。
状態にもよりますが、一度明るくしている髪の毛は痛んでいます。
痛んでる髪の毛に対して強い薬で色を抜けば必然的に痛んでしまいますよね。
なので、あえて強いブリーチ剤などは使わずに
脱線剤という主に黒染めの色素を抜く薬品を使います。
そうする事で髪の毛が痛まずに、元の明るい状態に近づける事が出来ます。
黒染めで出た赤みを消してカラーする
黒染めの染料を抜いても完全には抜けきらないので、
そこから更に赤みを消して、透明感を出していきます。
Before
根元が6センチ程明るくなっていて、
半年前に黒染め、その前にブリーチをしています
黒染めの入り方も部分によって違う為、
場所によって薬の塗布量や放置時間を変え、なるべくダメージしないように
黒染めを抜いていきました。
After
なるべく赤みを抑えて、
ベージュ系になるようにカラーをしました。
毛先の方がブリーチをしていた為、黒染めの染料が濃く残っていたので、
毛先にかけて色を変え、なるべく一色になるようにしました。
赤みが強かったので予定よりも少し暗めにして、
赤みを完全に消して、1週間後にちょうど良くなる様にカラーを選定しました。
まとめ
黒染めに関しても、ブリーチに関しても、
お客様の髪の毛の履歴をしっかり確認して理解した上で施術しないと
失敗に繋がります。
知らなかったや、施術し終わった後に説明しても
お客様は絶対納得してくれないです。
理解し納得していただける様に、
お客様に施術する事が大事なんじゃないかと思います。
2019.10.17